029:デルタ

三角の積み木は、終わりのしるし。


つみあげてった積み木を終わりにするのは、三角の積み木。
三角はそれ以上積み上げれないから、終わりのしるし。


僕らはいつも後ろ手に三角の積み木を持っていて、
いつでも終わらせる準備は出来ているのに、
また、四角をつんでいく。


高くつみすぎた積み木は、どんどん不安定にゆれるのに、
僕らはそれを崩すことも終わらせることもせずに、
どんどん高くつみあげていく。


きっと、その手に三角の積み木しか残らなくなるまで、
そしてその積み木が崩れてしまっても、
僕らはこんなことを続けるんだ。






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